■コートハンガー



冬のジャンバーやマフラーは納まりが悪いものです。家内からオーダーで衣類ハンガースタンドをつくりました。

■完成写真

<寸法>
全幅:938ミリ
→大きすぎたので638ミリに改造
全高:989ミリ(キャスター除く)
奥行き :435ミリ

←改造後  ↓改造前

■加工〜組立

材料は1X4材です。
上:縦材長さ900ミリ・・・2本
下:横材長さ:430ミリ・・・2本
写真以外に
丸棒:直径25ミリ長さ900ミリ
貫:1X4材長さ900ミリ

ジグソー
木工やすり
サンドペーパーで端部を丸くします。


今回は、組立てた後で面取りを行います。

縦材と横材の組立です。
同じ厚みですのでクランプでつかむと
ずれません。

直径6ミリの穴を深さ40ミリ程度あけてから長さ75ミリのコーススレッドで締め付けます。
75ミリ コーススレッドのビス頭は直径6ミリ以上あるのですが、インパクトドライバーを使えばなんとか入っていきます。

縦材と横材の接合が終わりました。

この状態でトリマーで面取りをします。

今回、組立後に面取りをしたのは、写真のように仕上げる為です。

■塗装

ドイツ製の自然塗料auro woodstain水性カラーを使用しました。水性なので扱い易いかと思ったら、ちょっとクセがあります。

乾燥が予想以上に速く、塗った後早めに拭き取らないと固まってしまします。OSUMOカラーの感覚でゆったりしていると、固まりかけてしまいました。あわてて、水を含ませたウエスで拭き取ると、さすがは水性、きれいに拭き取れました。

今回もツートン塗装です。

上がNr-160-86オーカーブラウン
下がNr-160-74グレー

です。

■ディテール

丸棒と貫は、コーススレッドで止めています。6ミリの穴を深さ10ミリ程度明けて、そこから、コーススレッドで固定します。そのあとに6ミリの木栓をします。

ラミン棒のカットはVeritasフラッシュカットソーを使用します。

キャスターは手持ちのものを使用しました。6.5ミリの穴を空けて差込みます。

■改造 更新2005.12

デザインが寂しかったので、50mmの穴を追加。アクセントデザインを加えました

■図面

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 コートハンガー 2号 : ペグタイプの製作 更新2008.2


初期型のコートハンガーは家庭内でも好評の内にデビューしましたが、すぐに満杯となり、さらにはあふれた衣類が上から覆いかぶさる程になりました。それほど活用されているのかと思いきや、単に使用されない衣類の墓場となっていく運命を辿ったのでした。(涙)

確かに、いちいち衣類をハンガーに掛けて、さらにコートハンガーに掛けるのは面倒くさい!ならば・・ということで面倒くさがりやの為の究極のペグ付きコートハンガーを開発しました。

 

■コートハンガー ペグタイプ

コートハンガー号は丸棒部分を角材とし、左右にペグを備えています。

■加工〜組立

ペグはオフ・コーポレーションで購入。
正式名称は「シェーカー・ペグ」

Lサイズ:13x73mm
10個 ¥672

ペグ取付の為の穴あけはドリルスタンドを使用。

取付穴加工は1/2インチ。 1/2インチフォスナービットを使用。フォスナービットでの穴加工はとても気持ちいいです。

フォスナービットは削りカスの出かたが快感!なのです。(1度お試しください)

こちら生地完成状態。

今回も支柱にはデザインの穴を追加。51ミリのホールソー使用。

各材料は、6ミリのボウズ面取りを施しました。

今回は、土台に30ミリのパイン材、縦材には1x4材を使用。

土台と縦材の厚みが違うので、つなぎ材は写真のような加工が必要となります。

ポニークランプで養生中。

今回、ハンガーは6ミリのダボで接合。

ペグの荷重による回転防止の為、釘併用。
釘打ち→釘頭カット→釘を抜く→釘を逆さにして差し直す で左写真の状態。

これで組み付け時にポニークランプで締め付けるとに釘が入っていきます。

キャスターは面付けの双輪キャスター使用。直径28ミリの小型タイプ。

(単に、安かったからです。でも結果的にはこれで十分です)

■完成

これで、ジャンバーやジャケットが散乱することが無くなるでしょう。いや、無くなることを祈ります。

 

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